EXPERT ADVISOR MANUAL
Relay Grid 取扱説明書
オセアニア3通貨ペアの三角リレー相関を活用したバスケット管理型MT5 EAの導入・設定・運用マニュアル。
1. このEAの基本仕様とロジック
Relay Gridは、オセアニア3通貨ペア(AUDNZD・AUDCAD・NZDCAD)の三角相関関係を利用し、1つのペアで逆行が発生した際に他の連動ペアへポジションを分散してリレーする複数通貨グリッドEAです。
💡 リレーグリッドの動作原則
- 1チャートから3ペアを自動制御: チャートは1つ(推奨: AUDNZD M15)開くだけで、EAが自動的に3つの通貨ペアへ発注を行います。
- バスケット一括利確: 個々の建玉に利益が出ているかに関わらず、バスケット全体(合算損益)が目標利益に達した瞬間に全ポジションを一括決済します。
- ヘッジング口座(両建て必須): 複数ペアで買い・売りを同時に持つため、両建て可能なヘッジ口座が必須です。
2. 動作環境とチャート設置仕様
| 項目 | 要件 / 仕様 | 詳細・推奨環境 |
|---|---|---|
| 対応プラットフォーム | MetaTrader 5 (Windows版) | VPSでの24時間常時稼働が必須です。 |
| 対象銘柄(3ペア) | AUDNZD / AUDCAD / NZDCAD |
MT5の「気配値表示」に3ペアすべてを表示させておく必要があります。 |
| チャート設置時間足 | M15(15分足)(AUDNZD チャートに適用) |
AUDNZD の M15 チャートを1枚だけ開き、そこへEAを適用します。 |
| 口座タイプ | ヘッジング口座(両建て可)必須 | ネッティング口座では動作しません。 |
| 推奨運用資金 | 0.01ロットあたり 30万〜50万円以上 | グリッドが進んだ際の証拠金維持のため、余裕のある資金で運用してください。 |
3. MT5への導入・セットアップ手順
-
EAファイルの配置:
MT5のファイル→データフォルダを開くからMQL5/Experts/にRelayGrid.ex5を配置します。 -
気配値表示の確認(最重要):
MT5の「気配値表示」ウィンドウを開き、AUDNZD,AUDCAD,NZDCADの3通貨ペアが表示されていることを確認します(非表示の場合は右クリックからすべて表示)。 -
チャートの準備:
AUDNZDのチャートを開き、時間足を M15(15分足) に設定します。 -
EAの適用と許可:
RelayGridをチャートに適用し、「全般」タブで 「アルゴリズム取引を許可する」 にチェックを入れます。 -
ロット設定:
初期ロット(初期値0.01)を確認し、OKをクリックして稼働させます。
4. 主要パラメータ(インプット設定)の解説
| パラメータ名 | 初期値 | 推奨設定 | 説明 |
|---|---|---|---|
InpInitialLot |
0.01 |
資金に応じて設定 | グリッド1段目の初期発注ロット。 |
InpMagicNumber |
20240901 |
他EAと重複不可 | EA識別用のマジックナンバー。 |
InpBasketTargetJPY |
1000 (円) |
初期値推奨 | バスケット全体で一括利確を行う目標金額。 |
InpMaxGridLayers |
9 |
9(最大値) | 最大グリッド段数。 |
5. 運用上の注意点とリスク管理
⚠️ 運用前の注意事項
- 個別の損切り注文はありません: 単体ポジションでの損切りは行わず、バスケット単位で合算管理します。
- 逆行時のロット増加: グリッドが深くなるにつれて保有ロットが増加します。過大な初期ロットでの運用は口座破綻のリスクがあるため厳禁です。
- 相関崩壊リスク: 各国の極端な金融政策の乖離などにより3通貨の相関が一時的に失われる局面では、ドローダウンが拡大する可能性があります。