TREND COMPASS INDICATOR 取扱説明書

MT5 インジケーター / 上位足トレンドの 4 色ローソクと目安の水準 / EA メンバーシップの特典

はじめに

このインジケーターは、世の中の多くのインジケーターと同じく、売買の判断を助ける道具です。
矢印は相場がいまどうなっているかを知らせるもので、利益を約束するものではありません。
矢印どおりに機械的に売買して利益が出るのであれば、それは EA として作られているはずです。

役に立つのは次の 2 つです。

  1. 見張らずに待てる — 上位足のトレンドが入れ替わった時だけ通知が来る
  2. 相場の状態を一目で — ローソクの色・帯・線で、いまのトレンドと目安の水準が分かる

1. 見張らずに待てる(通知)

トレンドが入れ替わり、矢印の足が確定した時点で 1 回だけ通知します(ポップアップ・スマホ・メールから選べます)。
通知の内容はチャートの矢印・線と同じ値で、送った後に変わりません。

XAUUSD M5(H1-chartM5)、2025-06-01〜2026-10-22 で数えた通知の回数(測定済み):

項目値
1 日あたり(平日 363 日)平均 0.53 回
通知が無い平日53%
1 日の最多2 回(18 日)
1 週間あたり中央値 3 回(1〜6 回)
通知の間隔中央値 45 時間
通知の来た時刻(サーバー時刻)0–6 時 42 回・7–11 時 40 回・12–17 時 81 回・18–23 時 29 回

判定は H1 の確定足で行うため、通知は H1 が閉じた後の最初の M5 足で来ます。値動きの始まりからは最大 1 時間ほど遅れます。

2. 相場の状態を一目で(画面の読み方)

ローソクの色

色意味
緑上位足が上向きトレンド(向きが 2 本以上続き、終値が上位足 EMA50 の上)
赤上位足が下向きトレンド(上の逆)
灰向きが確認できていない(向きが変わった直後、または EMA と食い違う)
金矢印の足(トレンドが入れ替わった最初の足)。確定後もこの色のまま残る

上位足の 1 本は、表示足では「その上位足が確定した後」の足に反映します。形成中の上位足は使いません。

XAUUSD M5 の同じ期間で、色の比率は緑 43.4%・赤 38.0%・灰 18.6% でした。
灰の続く長さは中央値 24 本(約 2 時間)、長い方の 10% は 84 本(約 7 時間)以上です(測定済み)。

矢印

  • 上向き(緑)= 上向きに入れ替わった、下向き(赤)= 下向きに入れ替わった。直前のトレンド色と逆の色に変わった足に 1 回だけ出る
  • 矢印の位置は Entry の目安の価格
  • 確定した足の色・矢印・線は後から書き換えません(自社の検査で書き換え 0 回、603,000 回の確認のうち)

Entry・SL・TP の線(ENTRY ZONE)

目安の水準です。どこで入り、どこで手仕舞うかは使う人が決めます。

線引き方
ENTRY(青の実線)上向きは「矢印の足の安値 − 距離」、下向きは「高値 + 距離」。距離は「入力の最小距離(既定 4 pips)」と「足の値幅 × 0.25」の大きい方
SL(赤の実線・赤い帯)Entry ∓ ATR × 1.5。ATR は表示足の 10 本
TP1・TP2(緑の点線)Entry から SL 幅の 1.5 倍・3 倍
TP3(緑の破線)SL 幅の 4 倍

線の右端に価格と「1:倍率」が出ます。ゾーンの幅は 30 本、直近 15 個まで描きます(入力で変更可)。
XAUUSD M5 では、Entry と SL の差は中央値 7.38 ドル(25〜75% 点 5.24〜10.70 ドル)でした。

パネル

項目表示・操作
見出し・ON/OFF全体の表示を切り替える
MOMENTUMストキャスティクス(14・3・3)の向き(▲▼)・%K・%D と、トレンドに対する状態(BURST・CONFIRMED・PARTIAL・REJECTED・NOT CONFIRMED)。表示だけで矢印には関わらない。状態の決め方は付録
TREND STRENGTHADX(14)の値と区分。20 以上 STRONG、15 以上 MODERATE、それ未満 WEAK
TF上位足モードの表示。H1-chartM5(H1 で判定し M5 に表示)に固定
ARROWS / PAINT矢印 / ローソクの色の表示
SESSIONSydney・Tokyo・London・NY の箱(GMT 21–6・0–9・7–16・12–21。サーバー時刻へ自動で直す。週末は描かない)
ENTRY ZONEEntry・SL・TP の線と帯
SL / TP1 / TP2 / TP3線を 1 本ずつ表示・非表示
ATR: CHART / MODE: RETESTSL 幅の ATR と Entry の決め方の表示(上の表の引き方。押しても切り替わらない)
MTF ON/OFF右下の多時間足パネル(下)
LAST SIGNAL最新の矢印の向き・時刻・Entry・SL・TP1〜3
判定: 検証済みのモード確かめたモード(H1-chartM5)で動いていることの表示

パネルは勝敗や到達率を数えません。ボタンの選択は、時間足を変えても MT5 を再起動しても残ります。

多時間足パネル(表示だけ): 列ごとに 5 つの指標の向きを ▲(上)・▼(下)・•(中立)で出します。

  • EMA stack: EMA20 > 50 > 100 なら ▲、逆なら ▼
  • RSI 14: 55 超で ▲、45 未満で ▼
  • MACD: 本線がシグナル線より上で ▲
  • Price/EMA: 終値が EMA50 より上で ▲
  • Strength: ADX 20 以上のとき +DI と −DI の大きい方

VIEW は 5 行の合計が +2 以上で ▲、−2 以下で ▼ です。最下行は VIEW が同じ向きの列が 4 つ以上なら ALIGNED、それ以外は MIXED と出します。

3. 向く場面・向かない場面

場面内容区分
銘柄XAUUSD・USDJPY で判定の動きを確かめた測定済み
時間足上位足モードは確かめた「H1-chartM5」(H1 で判定し M5 に表示)に固定。M5 のチャートに入れる測定済み
数時間〜数日続く動き判定は H1 の確定足。通知の間隔は中央値 45 時間測定済み(間隔)
数分〜数十分の短い動きH1 の確定を待つので、短い動きには間に合わない—
レンジ(横ばい)向きが定まらないあいだは灰色になる。レンジで向きが細かく入れ替わると矢印が続けて出る測定済み(灰の比率・長さ)
セッションセッションの箱は表示だけで、判定には関わらない—

4. チャート例

期間は決まりで選びます(良い所だけを選びません)。
決まり: 公開時点で、データのそろう直近の 1 週間(月〜金)の XAUUSD M5。その期間の矢印をすべて表示する。

XAUUSD M5(H1-chartM5)、2026-10-19〜10-23(サーバー時刻)、期間内の矢印をすべて表示(1 本)。10-23(金)は採取したデータの終わり 20:50 の足まで。

XAUUSD M5 2026-10-19(矢印 1 本)

2026-10-19(月)・矢印 1 本

XAUUSD M5 2026-10-20(矢印 0 本)

2026-10-20(火)・矢印 0 本

XAUUSD M5 2026-10-21(矢印 0 本)

2026-10-21(水)・矢印 0 本

XAUUSD M5 2026-10-22(矢印 0 本)

2026-10-22(木)・矢印 0 本

XAUUSD M5 2026-10-23(矢印 0 本)

2026-10-23(金)・矢印 0 本(20:50 の足まで)

同梱の images フォルダに、同じ画像が入っています。

5. 使う前に知っておくこと

  • 通知・矢印は H1 の確定後に出るため、値動きの始まりから最大 1 時間ほど遅れる
  • 上位足モードは確かめた H1-chartM5 に固定している。M5 のチャートで使う
  • 線(Entry・SL・TP)は目安で、利益を約束しない。どこで入り、どこで手仕舞うかは使う人が決める
  • インジケーターなので売買はしない(EA ではない)。ライセンスの確認も通信もしない

6. 初期設定と、変えてよい入力

初期設定は検証したときの値です。まずはそのまま使ってください。

入力既定変えてよいか
上位足モードH1-chartM5(固定)入力にはない
SuperTrend の ATR 期間・倍率 / EMA 期間 / 確認本数10・3.0 / 50 / 2変えると判定そのものが変わる(変えた値は未検証)
SL 倍率 / TP1・TP2・TP31.5 / 1.5・3・4好みで可。線の位置だけが変わり、矢印は変わらない
RETEST の最小距離4 pips好みで可
ゾーンの幅・数・価格の文字30 本・15 個・表示自由
灰の足も塗る / 元のローソクを隠すON / ON自由
水準の凍結 / 残す日数ON / 30 日ON のまま推奨(開き直しても同じ水準を出すため)
EA に出す / 識別番号ON / 123457 章の EA と組むなら ON
MOMENTUM・STRENGTH の期間と境界14・3・3、80/20/50、ADX 14・20/15表示だけなので自由
セッションの時刻・サーバーとの時差GMT 既定・自動自由。時差がずれるときは手で入れる
通知(ポップアップ・スマホ・メール)ポップアップのみ自由。スマホ通知は MT5 の設定で MetaQuotes ID を入れる

入力の一覧(出荷版のソースから作成)

入力の名前と既定値は、MT5 の「パラメーターの入力」画面に出るものと同じです。

入力既定説明
トレンド判定
InpAtrPeriod10SuperTrend の ATR 期間
InpMult3.0SuperTrend の倍率
InpEmaPeriod50上位足 EMA 期間
InpUseEmatrueEMA の側で確かめる
InpMinConfirm2向きが続く本数(確認)
InpHTFMaxBars50000上位足を読む本数
InpMaxBarsBack100000塗る表示足の本数
InpShowWeaktrue灰(未確認)の足も塗る
InpHideChartBarstrue元のローソクを隠す
水準(Entry / SL / TP)
InpSlMult1.5SL = Entry ± ATR × これ
InpTp11.5TP1(SL 距離の倍数)
InpTp23.0TP2
InpTp34.0TP3
InpArrowOffsetPips4.0RETEST: 足の高安からの最小距離(pips)
InpLevelAtrPeriod10水準に使う ATR の期間
InpZoneWidthBars30ゾーンの幅(表示足の本数)
InpZoneHistory15描くゾーンの数
InpZoneLabelstrueゾーンに価格の文字を出す
凍結と EA 連携
InpFreezetrue水準を凍結してディスクに残す
InpFreezeKeepDays30凍結を残す日数
InpPublishEAtrue最新シグナルを GlobalVariable に出す
InpEAId12345GV 名の識別番号
MOMENTUM / STRENGTH(表示のみ)
InpStochK14MOMENTUM のストキャスティクス %K の期間
InpStochD3%D の期間
InpStochSlow3スローイング
InpStochOB80上側の極値帯の境界
InpStochOS20下側の極値帯の境界
InpStochMid50中央の境界
InpAdxPeriod14TREND STRENGTH の ADX の期間
InpAdxStrong20STRONG の境界
InpAdxWeak15MODERATE の境界
セッション(GMT)
InpSessSydneytrueSydney の箱を描く
InpSessTokyotrueTokyo の箱を描く
InpSessLondontrueLondon の箱を描く
InpSessNYtrueNY の箱を描く
InpSydOpenH21Sydney の開始(GMT 時)
InpSydCloseH6Sydney の終了(GMT 時)
InpTokOpenH0Tokyo の開始(GMT 時)
InpTokCloseH9Tokyo の終了(GMT 時)
InpLonOpenH7London の開始(GMT 時)
InpLonCloseH16London の終了(GMT 時)
InpNYOpenH12NY の開始(GMT 時)
InpNYCloseH21NY の終了(GMT 時)
InpServerGmtOffset-99サーバー時刻 − GMT(時間)。-99 = 自動
InpSessionDays5描く日数
InpSkipWeekendtrue週末は描かない
通知
InpAlertPopuptrueポップアップで知らせる
InpAlertPushfalseスマホに知らせる(MT5 に MetaQuotes ID の設定が必要)
InpAlertMailfalseメールで知らせる(MT5 にメールの設定が必要)
表示
InpPanelX12パネルの位置(左からの距離)
InpPanelY24パネルの位置(上からの距離)

7. メンバー向け: 発注 EA と組む場合

最新の矢印(向き・Entry・SL・TP1〜3)を EA が読める形で出しています。メンバー向けの共用の発注 EA と組むと、矢印で自動発注できます。

  • インジと同じチャートに EA を入れ、「識別番号」を両方で同じにする(既定 12345)
  • 入り方は成行か Entry への指値を選べる。SL・TP は線の価格のまま注文に付く
  • ライセンスの確認は EA 側で行う(インジは通信しない)

8. 受け取りと設置

  1. EA メンバーシップのマイページ(https://strategylab-ea.com/mypage)にメールアドレスでログインします。
  2. TREND COMPASS INDICATOR のカードから zip をダウンロードし、展開します。
  3. MT5 の「ファイル → データフォルダを開く」から MQL5/Indicators/ を開き、TrendCompassIndicator.ex5 を置きます。
  4. MT5 のナビゲーターで「指標」を右クリックして「更新」を押します。
  5. XAUUSD(または USDJPY)の M5 チャートを開き、ナビゲーターから TrendCompassIndicator をチャートにドラッグします。
  6. スマホに知らせたいときは、入力 InpAlertPush を true にし、MT5 の「ツール → オプション → 通知」で MetaQuotes ID を入れます。

DLL・WebRequest の許可はいりません。ライセンスキーの入力もありません。

同梱物

ファイル内容
TrendCompassIndicator.ex5インジケーター本体
TREND_COMPASS_INDICATOR_取扱説明書.mdこの説明書
images/4 章のチャート例(PNG)

9. 免責

本製品は投資助言・代理業ではなく、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
矢印・線は相場の状態を知らせる目安で、将来の利益を約束するものではありません。証拠金取引は元本を上回る損失が生じる可能性があります。
売買の判断はご自身の責任で行ってください。

付録: MOMENTUM の状態の決め方(表示のみ)

直近のトレンドの向きに対して判定します(下向きトレンドのときは値を上下反転して読みます)。

状態条件
BURST%K・%D ともトレンド側の極値帯(上向き 80 超・下向き 20 未満)で、%K が %D 以上
CONFIRMED%K が %D よりトレンド側、かつ %K が 50 よりトレンド側
PARTIAL上の 2 条件のうち 1 つだけ
REJECTED%K が逆側の極値帯にあり、%D より逆側
NOT CONFIRMEDそれ以外(トレンドが灰のときもこれ)

Strategy Lab.