はじめての方へ ・ EA の選び方

無料 EA と有料 EA の違い
なぜ無料で配れるのか

EA を探していると、無料のものと、数万円するものが並んでいます。「無料なのに大丈夫?」「有料のほうが勝てるの?」と迷う方は多いと思います。
このページでは、無料で配れるしくみと、それぞれに向いている人を順番に説明します。どちらが良い・悪いではなく、しくみを知ったうえで自分に合うほうを選べるようになることが目的です。

1先に結論:違いは「お金の払い方」

EA を作って配るには、作る手間、検証、サポートの手間がかかります。無料の EA も、その費用をどこかでまかなっています。違うのは、その払い方です。

種類費用をまかなうしくみ
口座の紹介で無料指定の口座で取引すると、業者から EA の提供者へ紹介報酬が支払われる。利用者が EA の代金を払う代わりになる。
登録で無料メールアドレスなどの登録だけで受け取れる。提供者は、ほかの製品を知ってもらう入口として配っている。
有料利用者が EA そのものに代金(買い切り・月額など)を払う。

「無料だから品質が低い」「有料だから勝てる」とは決まりません。成績の良し悪しは、価格ではなく、公開されている数字の中身で判断します(8章)。

2口座の紹介で無料になるしくみ

FX・CFD の業者には、新しいお客さまを紹介した人に、そのお客さまの取引量に応じて報酬を払う制度があります。紹介する人を「IB(イントロデューシング・ブローカー)」、報酬を「IB 報酬」「紹介報酬」と呼びます。

口座の紹介で無料になる EA は、この制度を使っています。

① 利用者提供者の紹介リンクから口座を開き、EA で取引する
② 業者取引のたびに、スプレッドや手数料を受け取る。その一部を紹介者へ
③ EA の提供者紹介報酬で開発・サポートの費用をまかない、EA を無料で配る
  • 利用者は EA の代金を払わずに始められます。まとまったお金を先に払わなくてよいのが一番の利点です。
  • 紹介報酬は業者の受け取る分から出るので、多くの場合、紹介経由でも直接開いても、利用者が払うスプレッドや手数料は同じです。業者や口座の種類によって違う場合もあるので、口座を開く前に条件を確かめてください。
  • 提供者は、利用者が取引を続けてくれるほど報酬を受け取れます。そのため、長く使ってもらえる EA を作り、サポートを続ける理由があります。
  • 条件は「指定の業者で、提供者の紹介リンクから口座を開くこと」です。すでに持っている口座では使えないことがあります。
ひとことで言うと

EA の代金を、取引のたびに業者が払う紹介報酬で置き換えているしくみです。利用者の財布から EA 代が出ていくわけではありません。

報酬は「取引の量」で決まる

紹介報酬は、利用者の取引の回数とロット(量)に応じて決まります。利益が出たかどうかではなく、どれだけ取引したかで決まるのが特徴です。

例(説明用の数字)

仮に、1 ロットの取引で 10 ドルの紹介報酬が出るとします。

  • 0.01 ロットで 1 日 1 回、月 20 日取引する EA:月 0.2 ロット → 報酬は 月 2 ドル
  • 取引を重ねて 1 日 20 回ほど、平均 0.05 ロットで取引する EA:月 20 ロット → 報酬は 月 200 ドル

同じ 1 人の利用者でも、取引の量で報酬が 100 倍ほど違います。

そのため、口座の紹介で配る EA は、1 日に 1 回だけ取引するような EA では費用をまかないにくく、取引の回数が多い EA や、ナンピン・マーチン・グリッドのように取引を重ねる EA が多くなりやすい、という傾向があります。

これは方式の良し悪しではなく、しくみから来る傾向です。利用者としては、無料かどうかとは別に、1 日の取引の回数、ロットの増え方、最大証拠金DD(含み損込みのへこみ)を見て、自分の資金と考え方に合うかで選ぶのがおすすめです(ナンピン・マーチン・グリッドとは)。

大切なのは、その EA が取引の量を増やすことが目的になっていないか、長く使ったときに利用者に利益が残る作りになっているかを見極めることです。たとえば、次のような点を確かめます。

  • 数年分の成績が、含み損込みのへこみ(最大証拠金DD)と一緒に公開されているか。数か月だけの成績では、長く使ったときの姿はわかりません。
  • 取引の回数やロットに、相場の理由で決まるルールがあるか。利益が出ないのに回数だけ多い作りになっていないか。
  • スプレッドや手数料を引いた後でも、利用者の口座に利益が残っているか。取引が多い EA ほど、この差が大きくなります。

提供者と利用者の両方が長く続けられる EA は、利用者の口座が増えてこそ取引が続き、提供者にも報酬が続く作りになっています。

3キャッシュバックとの関係

海外の業者を使う方の中には、TariTali(タリタリ)などのキャッシュバックサービスを使っている方もいます。これも同じ紹介報酬のしくみで、キャッシュバックサービスが紹介者になり、受け取った報酬の一部を利用者に戻しています。

ここで知っておくと迷わない点があります。1つの口座に登録できる紹介者は、ふつう1人だけです。そのため、同じ口座で「無料 EA の提供者」と「キャッシュバックサービス」の両方の紹介を受けることはできません。

口座の紹介者紹介報酬の行き先利用者が受け取るもの
キャッシュバックサービス一部が利用者へ現金などで戻るキャッシュバック
無料 EA の提供者EA の開発・サポートの費用にEA(無料)とサポート

つまり、無料 EA を使う口座では、キャッシュバックの代わりに EA を受け取っていると考えるとわかりやすいです。どちらを選ぶかは、利用者が決められます。

  • EA を使いたいなら、紹介口座で無料 EA を受け取る。
  • 裁量取引(自分で判断する取引)の口座ではキャッシュバックを受け取り、EA は別の口座で動かす、という分け方もできます。

4そのほかの無料 EA

登録で無料

メールアドレスの登録などで受け取れる EA です。口座の条件はなく、お使いの業者で動かせます。提供者にとっては、ほかの製品を知ってもらう入口です。

当社の無料 EA(GOLD DAWN BREAK・GOLD SESSION BREAK)はこの形です。マイページに登録すると受け取れ、口座を開く業者の指定はありません。

有料 EA の体験版

有料 EA を、期間を区切って無料で試せるものです。当社の EA は、購入前に7日間の体験版を受け取れます(一部の製品を除く)。体験版でわかるのは「自分の環境で正しく動くか」までで、成績の良し悪しは7日ではわかりません。

6比べてみる(表)

口座の紹介で無料登録で無料有料
始めるときのお金EA 代は 0 円0 円EA の代金
口座の条件指定の業者・紹介リンクから開設なしなし(製品による)
キャッシュバックその口座では受けない(EA が代わり)受けられる受けられる
続けて使う理由取引が続くほど提供者に報酬が入るので、改良・サポートが続きやすい提供者のほかの製品とのつながり代金を払った製品へのサポート
ソースコード付かないことが多い付かないことが多い付く製品もある

上の表は一般的な傾向です。実際の条件は製品ごとに違うので、各製品のページで確かめてください。

7どちらが向いているか

こんな方は向いている形
まとまったお金を先に払わずに始めたい口座の紹介で無料・登録で無料
これから口座を開くので、業者にこだわりはない口座の紹介で無料
いま使っている口座で動かしたい登録で無料・有料
キャッシュバックはそのまま受け取りたい登録で無料・有料
中身(ソースコード)を見たい・自分で改良したいソース付きの有料
いくつかの EA を少しずつ試したい体験版・月額

1つに決める必要はありません。口座ごとに使い分ける方も多いです。

8無料でも有料でも、確かめたいこと

お金の払い方が違っても、EA を選ぶときに見るところは同じです。

  1. 成績の条件が書いてあるか。期間・業者・ロット・テストの方法がわからない数字は比べられません。読み方はバックテストの数字の読み方にまとめています。
  2. 一番へこんだ時(最大ドローダウン)と、必要な資金が書いてあるか。利益の大きさより先に見てください。
  3. どんな方式か、1 日に何回取引するか。ナンピン・マーチン・グリッドは、勝率が高く見えやすい一方で、含み損の大きさに注意がいる方式です。ナンピン・マーチン・グリッドとはで説明しています。
  4. デモ口座で試せるか。まずはお金を使わずに、自分の環境で動くかを確かめます。
  5. 困ったときに聞ける先があるか。マニュアルや問い合わせ先が用意されているか。
当社の書き方について

当社が口座の条件付きで EA を配る場合は、そのページに業者から紹介報酬を受け取ることと、その条件を書きます。広告やご紹介でお金を受け取っているものは、そうとわかるように表示します。

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まずは無料 EA や体験版を、デモ口座で動かすところから始めてみてください。
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