EA開発システム 取扱説明書

MT5 のEAを、出荷できる状態まで作り上げるための一式 / AI(コーディング支援)と一緒に使う / 全EAソースコードとのセットにも対応

このページは要約です。詳しい手順は、zip の中の EA開発システム/はじめに_置き場所とAIへの最初の一言.md と EA開発システム/README.md にあります。

「一言でEAができあがる」道具ではありません。EAの中身(いつ買い、いつ決済するか)は、あなたの手法です。この一式は、その手法を出荷できる形に仕上げる枠と、合否を測る基準をお渡しするものです。利益を保証するものではありません。必ずデモ口座から始めてください。

1. 何が入っているか

場所中身
research/market_predictability_lab/mt5/EAの骨格(EaSkeleton.mq5)と、価格データの書き出しなどの MQL5 ツール
products/_shared/成績の判定(採用基準・ロットが本当に固定か・年別に崩れていないか)
knowledge/ea-design/採用基準・開示基準・実際に踏んだ罠の記録。道具より先に読む価値があるのはここです
research/market_predictability_lab/ex5lab/市販EAの解析(使う方だけ)
scripts/テスターの実行管理、開示の確認
CLAUDE.md / AGENTS.mdAIがこのフォルダで起動したときに読む「守るべきルールの短いメモ」(同じ内容。書き換えても構いません)

手法の根拠として実在の市販EAの解析結果を引いている箇所は、製品名を伏せて「EA-A」「EA-B」…という記号にしています。数値は実測のままです。

2. 動作環境

項目内容
OSWindows(MT5 が Windows 専用のため)
MetaTrader 5データフォルダとストラテジーテスターを使います。MT4 には対応しません
Python3.10 以上(requirements.txt 同梱。入っていなければAIが導入を提案します)
AIあなたのパソコンのフォルダを読み書きし、コマンドを実行できるAI(エージェント型)。当ラボが想定しているのは Claude Code(別途ご契約が必要)です。Cursor・Codex など同じ種類のAIでの動作は確認していません。ブラウザのチャットだけのAIでは、そのままでは使えません

3. はじめ方(あなたがやるのは3つだけ)

  1. AIを1つ入れる。AI自体のインストールだけは、AIに頼めません。Claude Code を使う場合は、Anthropic の公式サイトでインストール手順を確認してください。
  2. zip を短い英数字のフォルダに展開する(例: C:\ea-dev\)。あなたの他のプロジェクトの中には置かないでください(AIが上の階層の指示ファイルも読むことがあり、混ざります)。
  3. C:\ea-dev\EA開発システム\ を作業フォルダにしてAIを起動し、下の「最初の一言」を貼る。

Python の確認と導入の提案、パッケージのインストール、MT5 と MetaEditor の場所の特定、骨格のコンパイル確認は、AIが自動で進めます。あなたは「入れてよいか」の質問に答え、MT5 が複数あればどれを使うか選ぶだけです。

4. 最初の一言(そのまま貼れます)

1本目:準備を全部おまかせする(最初に1回だけ)

このフォルダは「EA開発システム」です。あなたの作業範囲は、このフォルダと、MetaTrader 5 のデータフォルダの中だけにしてください。 【やってほしいこと】あなたが自動で進め、私の操作が必要なところだけ止まって教えてください。 1. README.md、knowledge/ea-design/EA_DESIGN_TARGETS_JA.md(採用基準)、knowledge/ea-design/EA_DESIGN_LESSONS_JA.md(罠の記録)を読む。 2. 環境の確認と準備 ・Windows であること、Python 3.10 以上が入っていることを確認する(python --version)。 ・Python が無い(または古い)場合は、winget など公式の方法での導入を提案し、私の了解を得てから入れる。 ・requirements.txt を pip でインストールする(playwright のブラウザの導入は不要)。 3. MetaTrader 5 の確認 ・python research/market_predictability_lab/ex5lab/config.py で、MT5 のデータフォルダを見つける。複数見つかったら、どれを使うか私に質問する(デモ口座用のものを勧める)。 ・MetaEditor(metaeditor64.exe)を、C:\Program Files の MetaTrader* フォルダから探す。 4. 動作確認 ・research/market_predictability_lab/mt5/EaSkeleton.mq5 を作業用の一時フォルダにコピーし、MetaEditor のコマンドライン(/compile と /log)でコンパイルして、0 errors になることを確認する。 5. 最後に、終わったことと、私がこれからやることを、短い一覧で報告する。 【守ること】 ・実行するコマンドは、先に見せてから実行する。 ・私の許可なく、ソフトの導入、フォルダ外のファイルの変更、システム設定の変更はしない。 ・エラーが出たら、原因を説明し、直し方を提案してから進める。 ・コードを書き始めない。準備が終わるまで、次に進まない。

2本目:EAを作る(〇〇をあなたのルールに書き換える)

これから、EAを1本作ります。次の順で進めてください。 1. research/market_predictability_lab/mt5/EaSkeleton.mq5 をコピーして「〇〇.mq5」を作る。 2. 触るのは Signal() と ManageExit() だけにする。ロット固定・SLを発注と同時に付ける・ 同時保有の上限・注文コメントの書き方は、骨格のまま変えない(理由は骨格の冒頭に書いてある)。 3. 私のルールは次のとおり。 ・銘柄と時間足: 〇〇 ・買いの条件: 〇〇 ・売りの条件: 〇〇 ・決済の条件(利確・損切り・時間切れ): 〇〇 ・避けたい状況(指標前、スプレッド拡大など): 〇〇 4. 分からない点や、条件があいまいな点は、書き始める前に私に質問すること。 5. 書けたら、MetaEditor のコマンドラインでコンパイルして 0 errors を確認し、 MT5 のデータフォルダの MQL5\Experts\ へ置いてよいか、私に確認すること。

3本目:結果を採用基準で判定する

MT5 のストラテジーテスターで走らせた結果の、レポート(.htm)が必要です。 まだ無ければ、テスターの設定(期間・モデル)と、レポートの保存手順を、私に1ステップずつ教えてください。 レポートを 〇〇 に保存したら、次の順で判定してください。 1. python products/_shared/report_profile.py 〇〇 … 採用基準に照らす 2. python products/_shared/lot_check.py 〇〇 … ロットが本当に固定か 3. python products/_shared/yearly.py 〇〇 … 年別に崩れていないか 結果を、採用基準の各項目ごとに、合格/不合格の表にして報告してください。 不合格の項目を、ロジックを変えて合格させようとしないでください。まず私に報告してください。

市販EAの解析をする方は、価格データの書き出し(ExportM1Bars.mq5)から始めます。手順は zip 内の research/market_predictability_lab/mt5/EXPORT_M1_BARS_JA.md と、README の 4 章にあります。

5. 先に読むもの

順ファイル中身
1knowledge/ea-design/EA_DESIGN_TARGETS_JA.md採用基準6項目と、その値にした根拠
2knowledge/ea-design/EA_DESIGN_LESSONS_JA.md実際に踏んだ罠の記録。いちばん実用価値が高いところです
3knowledge/ea-design/TESTER_NONDETERMINISM_JA.md同じ設定でも結果がぶれる幅の実測
4knowledge/ea-design/DRAWDOWN_DISCLOSURE_JA.mdDDを実態より軽く見せてしまう仕組み
5knowledge/ea-design/PRODUCT_DISCLOSURE_STANDARD_JA.md開示基準

6. AIに任せきりにしないでください

  • AIが「合格です」と言っても、採用基準の数字は自分の目で確認してください。
  • 基準に届かなかったEAは、届くまで調整して合格にするのではなく、なぜ届かなかったかを記録して、いったん見送るのが当ラボの考え方です(合格するまで調整した数字は、実際の成績を表さなくなるためです)。
  • AIが「入れてよいか」「実行してよいか」と聞いてきたら、内容を読んでから答えてください。

7. 全EAソースコード(セット・単体でご購入の方)

フォルダ使い方
EA本体\(.ex5)MT5 のデータフォルダの MQL5\Experts\ に置けば、そのまま動きます
ソース\(.mq5 / .mqh)直したいEAのフォルダごと MQL5\Experts\<EA名>\ へコピーし、MetaEditor でコンパイルします
  • ライセンス認証はありません。ソースとそれをコンパイルした .ex5 は認証を行わない構成です。ライセンスキーの入力や WebRequest の URL 許可は不要です。
  • 改変・ご自身での運用・カスタマイズは自由です。第三者への再販売・転売・再配布はできません。
  • 開発システムの「生きた解答集」として参照できます。同梱のEAは、開発システムの採用基準・開示基準を通って出荷されたものです。

8. うまくいかないとき

  1. python research/market_predictability_lab/ex5lab/config.py が MT5 のターミナルを見つけているか
  2. MT5 が起動したままになっていないか(起動中だと設定ファイルが横取りされ、テスターが1秒で終了します)
  3. 対象期間の価格履歴が本当にあるか(無い期間は「取引ゼロで正常終了」に見えます)

それでも解決しないときは、公式 LINE(https://lin.ee/tYAGhoF)または Discord(https://discord.gg/pdTPn6kuMy)へ。画面や出力をそのまま貼っていただくと確認が早くなります。ご購入後のご相談には個別で対応します。

9. 正直に書いておくこと

  • 市販EAの同定の成功は保証できません。当ラボでも、解析した対象のうち3本は「再現不能」または「製品化に値しない」と結論して打ち切っています。
  • 検証に使った期間は、使うたびに「まだ見ていない期間」ではなくなります。道具では防げないので、記録と規律で担保してください。
  • テスターの約定は現実より優しいです。実測では、初期SL 1.20ドルに対して最悪 −17.36ドル(14倍)まで滑った取引がありました。
  • これは利益を保証する商品ではありません。道具と判断基準です。