はじめての方へ
EA・MT5 がはじめての方へ
準備から、動かすまで
「EA」「MT5」という言葉をはじめて聞いた方に向けて、必要なものと、EA を動かすまでの手順を順番に説明します。専門用語はできるだけ使わず、使うときは意味を添えています。
上から順に読めば、デモ口座(お金を使わない練習用の口座)で EA を動かすところまで進めます。
1EA・自動売買とは
EA(エキスパートアドバイザ)は、決められたルールどおりに注文を出すプログラムです。「この条件になったら買う」「ここまで下がったら損切りする」といったルールを人の代わりに実行します。これを「自動売買」と呼びます。
EA は単体では動きません。MT5(メタトレーダー5)という取引用のソフトの中で動きます。MT5 は MetaQuotes 社が作っている無料のソフトで、FX や金(ゴールド)の取引に広く使われています。
MT5 が「取引用のアプリ」、EA は「そのアプリに追加する自動操作の機能」です。EA を MT5 に入れて、チャート(値動きのグラフ)に貼り付けると動き始めます。
- EA は損失も出します。過去の成績がよくても、これからも同じ成績になるとは限りません。
- リアル口座(実際のお金の口座)で動かすと、損益は実際に発生します。
- 当社の商品ページの成績は、決められた条件で測った結果です。条件(ロット・業者・期間)が変わると結果も変わります。
2必要なもの
| 必要なもの | 内容 |
|---|---|
| パソコン | Windows のパソコン。当社は Windows で動作を確かめています。スマートフォンの MT5 アプリでは EA は動きません。 |
| MT5 | 無料。口座を開いた業者のサイトからダウンロードします(次の章)。 |
| MT5 が使える取引口座 | FX・CFD の業者で開きます。最初はデモ口座で十分です。 |
| EA | 当社の EA は、マイページからダウンロードします。購入前に7日間の体験版を無料で受け取れます(一部の製品を除く)。 |
| 資金(リアル口座で動かす場合) | 製品ごとに目安が違います。各商品ページ・マニュアルの「推奨資金」を見てください。 |
| 24時間つけておける環境 | EA は MT5 が起動している間だけ動きます。続けて動かすなら VPS(8章)を使う方が多いです。 |
口座を開く業者について
当社は特定の業者を指定していません(IB 縛りはありません)。お使いの業者で、MT5 が使えれば動かせます。業者はご自身で選んでください。
- 当社が成績を測った口座は、各商品ページに業者名と口座の種類を書いています。
- 多くの製品は「ヘッジ口座」が必要です(買いと売りを同時に持てる口座。10章)。口座を開くときに選べる業者が多いです。
- 日本の金融庁に登録している業者かどうかは、金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で確かめられます。
銘柄(取引するもの)は製品ごとに決まっています。たとえば金の EA は XAUUSD(金と米ドル)を取引するので、その銘柄を扱っている口座が必要です。
3MT5 を入れてログインする
- 口座を開いた業者のサイトから、MT5(MetaTrader 5)の Windows 版をダウンロードして、インストールします。業者のサイトから入れると、その業者の接続先があらかじめ入っています。
- MT5 を起動します。最初に「口座を開く」「ログイン」の画面が出ます。
- 業者から届いた口座番号(ログイン ID)・パスワード・サーバー名を入れてログインします。サーバー名は「〇〇-Demo」「〇〇-Real」のように、デモとリアルで分かれています。
- 画面の右下に接続状態が出ます。数字(通信量)が表示されていれば、つながっています。「回線不通」と出る場合は、サーバー名を確かめてください。
- 気配値表示(左上): 銘柄の一覧と、いまの値段。
- ナビゲータ(左下): 口座や EA の一覧。EA を入れるとここに出ます。
- チャート(中央): 値動きのグラフ。EA はここに貼り付けて使います。
- ツールボックス(下): 保有中の取引・履歴・EA のメッセージ(「エキスパート」タブ)。
どれかが見えないときは、上のメニューの「表示」から開けます。
4まずはデモ口座で試す
デモ口座は、本物の値動きを使いながら、架空のお金で取引できる口座です。損をしても実際のお金は減りません。はじめての方は、まずデモ口座で EA を動かしてみてください。
- 多くの業者は、サイトや MT5 の中からすぐにデモ口座を作れます。
- デモ口座の残高は、実際に入金する予定の金額に近い額にしてください。極端に大きい額にすると、実際の運用と感じ方がずれます。
- 当社の EA の体験版(7日間)は、デモ口座でもリアル口座でも動きます。
わかるのは「自分の環境で正しく動くか」「注文がきちんと出るか」までです。成績の良し悪しは7日ではわかりません。取引が週に数回しかない EA もあります。成績は、商品ページの長い期間の測定結果で判断してください。
5EA を入れて動かす
5-1. EA を受け取る
- マイページにログインします(メールアドレスで入れます)。
- 体験版の場合は、使いたい製品の「7日間の体験版を開始」を押します。購入した場合は、保有製品の欄に表示されます。
- EA のファイル(
.ex5という拡張子のファイル)をダウンロードし、ライセンスキー(EA を使うための文字列)を控えておきます。
5-2. MT5 に EA を置く
- MT5 の上のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。フォルダが開きます。
- 開いたフォルダの中の
MQL5→Expertsに、ダウンロードした.ex5ファイルを入れます。 - MT5 に戻り、左下のナビゲータの「エキスパートアドバイザ」を右クリック →「更新」を押します。EA の名前が一覧に出れば成功です。
5-3. ライセンス確認のための設定(必須)
当社の EA は、起動時にインターネット経由でライセンスを確かめます。そのため、MT5 にその通信先を許可する設定が必要です。これをしないと注文が始まりません。
- 上のメニューの「ツール」→「オプション」を開き、「エキスパートアドバイザ」タブを選びます。
- 「WebRequest を許可する URL リスト」にチェックを入れます。
- 次の URL を追加して、OK を押します。
https://strategy-lab-pass.kamkazkkk.workers.dev
5-4. チャートに貼り付ける
- 製品ごとに決まった銘柄と時間足のチャートを開きます(例: XAUUSD の H1 = 金の1時間足)。決まりは各製品のマニュアルに書いてあります。左上の気配値表示で銘柄を右クリック →「チャート表示」、上のボタンで時間足を選べます。
- ナビゲータから EA の名前を、チャートの上にドラッグします。設定の画面が開きます。
- 「共通」タブで「アルゴリズム取引を許可」にチェックを入れます。
- 「パラメータ(入力)」タブの
Inp_LicenseKeyに、控えておいたライセンスキーを貼り付けます。そのほかの項目は、はじめは変えないでください。商品ページの成績は既定の設定で測ったものです。 - OK を押します。最後に、MT5 の上のツールバーにある「アルゴ取引」ボタンを押して ON(緑色)にします。
6動いているかを確かめる
- チャートの左上に、EA の状態の表示が出ます。製品によって表示は違いますが、エラーの文字が出ていなければ待機中です。
- チャートの右上に EA の名前と帽子のマークが出ます。マークが青(または緑)なら動いている状態、灰色なら止まっています(「アルゴ取引」が OFF のとき)。
- 下のツールボックスの「エキスパート」タブに、EA のメッセージが出ます。うまく動かないときは、まずここを見てください。
EA は条件がそろったときだけ注文します。製品によっては数日〜1週間、1回も取引しないことがあります。各マニュアルに、取引の頻度の目安を書いています。
7ロットと資金の考え方
ロットは、1回の取引の大きさです。最小は多くの業者で 0.01 ロットです。各製品の既定のロットは、マニュアルの「設定項目」に書いてあります。
- ロットを2倍にすると、利益も損失も、一番へこんだ時の金額も2倍になります。
- 各商品ページの「最大ドローダウン」は、測った期間の中で口座のお金が一番大きく減った幅です。運用すると、同じかそれ以上に減ることがあると考えてください。
- 「推奨資金」は、その最大ドローダウンが資金の何割になるかから決めています。推奨資金より少ない資金で動かすと、口座のお金が尽きる危険が大きくなります。
- リアル口座に移るときも、まずは既定のロットで始めてください。
- なくなっても生活に困らないお金で運用してください。
- 口座の余力(証拠金)が足りなくなると、業者が保有中の取引を強制的に決済することがあります(ロスカット)。
8パソコンを閉じると止まる(VPS の話)
EA は、MT5 が起動していて、インターネットにつながっている間だけ動きます。パソコンを閉じたり、スリープしたり、Windows の更新で再起動したりすると止まります。止まっている間も、持っている取引の損益は動き続けます。
そのため、続けて動かす方の多くは VPS を使います。VPS は、インターネット上に借りる「24時間つけっぱなしのパソコン」です。月額の費用がかかります。
- デモ口座で試す間は、ふだんのパソコンで十分です。
- VPS を使う場合も、MT5 と EA の入れ方はこのページの手順と同じです。
- VPS の会社・プランはご自身で選んでください。Windows が使えるプランが必要です。
9よくあるつまずき
| 起きていること | 確かめること |
|---|---|
| ナビゲータに EA が出ない | .ex5 を MQL5\Experts に置いたか。ナビゲータで「更新」を押したか。 |
| 帽子のマークが灰色 | ツールバーの「アルゴ取引」が ON(緑)か。EA の設定の「アルゴリズム取引を許可」にチェックがあるか。 |
| 「WebRequest未許可」と出る | 5-3 の URL の許可をしたか。URL の打ち間違いがないか(コピーして貼り付けてください)。 |
| 「ライセンスキー未入力」と出る | Inp_LicenseKey にキーを貼り付けたか。前後に空白が入っていないか。 |
| まったく取引しない | 銘柄と時間足が製品の指定どおりか。取引の頻度が低い製品ではないか(マニュアルの頻度の目安)。週末は市場が閉まっています。 |
| 銘柄が見つからない | 業者によって名前が違います(例: XAUUSD、GOLD、XAUUSDm)。気配値表示で右クリック →「すべて表示」で探せます。 |
| 正しく動かない・注文が合わない | 口座がヘッジ口座か(ネッティング口座では動かない製品があります)。 |
それでも解決しないときは、LINE または Discord でご連絡ください。ツールボックスの「エキスパート」タブの画面を撮って送っていただくと、早く原因がわかります。
10商品ページに出てくる言葉
- XAUUSD(ゴールド)
- 金と米ドルの値段。当社の EA の多くが取引する銘柄です。
- 時間足(M5・H1 など)
- チャートの1本のろうそくが何分ぶんか。M5 は5分、H1 は1時間、D1 は1日です。
- ロット
- 1回の取引の大きさ。7章を見てください。
- スプレッド
- 買う値段と売る値段の差。取引のたびにかかる実質の手数料です。業者や時間帯で変わります。
- 最大ドローダウン(DD)
- 測った期間の中で、口座のお金が一番大きく減った幅。持っている取引の含み損(まだ決済していない損)を含めるかどうかで数字が変わるので、商品ページの注記もあわせて見てください。
- PF(プロフィットファクター)
- 勝った取引の利益の合計 ÷ 負けた取引の損失の合計。1 より大きいと、その期間はプラスだったことを表します。
- 勝率
- 勝った取引の割合。勝率が低くても、1回の利益が大きい EA はあります。勝率だけでは良し悪しは決まりません。
- バックテスト
- 過去の値動きで EA を動かした場合の計算結果。実際に取引した結果ではありません。
- フォワード
- EA を実際の値動きで動かし続けた記録。当社のフォワードはデモ口座で測っています。
- ヘッジ口座・ネッティング口座
- ヘッジ口座は、同じ銘柄の買いと売りを同時に持てる口座。ネッティング口座は、買いと売りが相殺されて1つにまとまる口座です。多くの製品はヘッジ口座が必要です。
- ナンピン・グリッド
- 値段が逆に動いたときに、間隔を空けて取引を足していく方式。うまくいく日が多い一方で、大きく一方向に動くと損失が膨らみやすい方式です。詳しくはこちら。
- ロスカット
- 口座の余力が足りなくなったとき、業者が保有中の取引を強制的に決済すること。
→次に読む(EA の選び方)
まずは体験版をデモ口座で動かすところから始めてください。
どの製品が合うかわからないときは、購入前に LINE でご相談いただけます。